出会い系サイト規制法は我々利用者ではなくサイト運営者を規制するための法律なので直接は関係ないのですが、知っておくと優良サイトと悪質サイトを見分けることができるので改正出会い系サイト規制法の概要を知っておきましょう
出会い系サイト規制法の概要
出会い系サイト規制法は平成15年(2003年)に制定され、平成20年(2008年)に改正され今の法律になりました。
正式名称は
です。
正式名称からわかるように
ための法律です。
出会い系サイトで年齢確認が必要な理由
出会い系サイトに登録するためには身分証の写しの提出(写真をとって送信)やクレジットカードを利用して年齢確認をする必要がありますが、SNSやソーシャルゲームサイトの登録では必要ありませんよね。
SNSにはこのような少し手間のかかる年齢確認が必要ないのに出会い系には年齢確認があるのを不思議に思ったことはありませんか?
SNSと出会い系サイトでは何が違うのでしょうか?
例えば、SNSで男性が女性に向けて「今日の午後新宿で遊べる女の子いたら連絡ください」と書き込みをすると、書き込みを削除された上で注意を受けます。
何度も繰り返すと強制退会処分を受けることもあります。
もちろん出会い系サイトでは注意されません。
これがSNSと出会い系サイトの違いです。
つまり、SNS運営者が利用者の異性を誘うような行動を放置していると異性紹介事業とみなされる危険性があるので放置できないのです。
異性紹介事業主には出会い系サイト規制法によって利用者の年齢確認を身分証画像によって行うことを義務付けられています。
もしSNSが異性紹介事業者とみなされ利用者の年齢確認を義務付けられたら、確認の手間もありますし登録者数も激減してしまうので大打撃ですよね。
異性紹介事業とみなされないためにSNSでは異性を誘うような行動を利用者に禁止しているのです。
公安委員会への届け出も義務付けられている
利用者の年齢確認の他に出会い系サイトは公安委員会への届け出も義務付けられています。
婚活サイトでもマッチングサイトでもあなたが利用しているサイトでも出会い系サイトならどこでもいいのですが、トップページの最下段や運営者情報ページを見てください。
このような表記が見つかるはずです。
もしどこを探しても認証番号が見つからなかったら公安委員会へ届出を行っていない違法サイトと言うことになりますので、利用を中断し利用はしないようにして下さい。
別の法律ですが出会い系サイトは電気通信事業者なのでその登録・届出も義務付けられています。
公安の認証番号の近くに
と表記されているはずです。
この表示がないサイトも違法サイトなので登録や利用は避けるようにしましょう。
出会い系サイトは18禁
年齢確認があることからわかると思いますが、出会い系サイトは18禁です。
出会い系サイト規制法でも、事業者が利用者に児童を誘引する場の提供を禁止しています。
といいますか法律の正式名称から分かる通りもともと児童の保護を目的とした法律です。
年齢確認をすれば誰でも登録できてしまっては児童の保護にならないので、18禁にして児童が登録できないようになっているのは当然ですよね。
出会い系サイト規制法まとめ
出会い系サイトは出会い系サイト規制法により以下のような制限または義務を負っています。
- 身分証画像(又はクレジットカード)による年齢確認が義務付けられている
- 公安委員会への登録が義務付けられている
- 18歳未満は利用できない
これらのことを守っていない出会い系サイトは間違いなく違法サイトなので絶対に登録、利用はしないようにしましょう。
特に年齢確認の身分証の画像の送付を嫌って送付の必要のない違法サイトに登録してしまい、悪質サイトの餌食になってしまう方が多いので本当に気をつけてください。
法律は守ってないけど利用者にとっては優良なんて出会い系があると思いますか?
法律を守らないようなサイトは悪質サイトに決まっています!